Coinwebによるブロックチェーン技術を用いた新たな決済システム OnRamp
(香港、7月4日) Coinwebは、法定通貨からデジタル資産への容易な入出金サービスを提供するOnRampを発表した。これは近年のBitcoinなど仮想通貨の普及により、法定通貨から仮想通貨への入出金サービスの需要が拡大したことを受けたものである。OnRampはヨーロッパ、アジア、カナダに及ぶ幅広いユーザーへ向けたサービス提供を行っており、現在までにVisa, MasterCard, JCBでの支払いを可能とし、SWIFTやSEPAといったアカウント間サービスの提供も開発の最終段階となっている。Coinwebの技術をもとにシステムを構築し、中央集権型交換所(CEX)やデジタルウォレット業、その他企業顧客を主な相手としてサービスの提供を行っている。
法定通貨は現在も世界的に最も受け入れられている通貨であり、法定通貨を用いた容易な仮想通貨の購入が重要な役割を果たすことは一目瞭然である。また、同時に重要となるのが仮想通貨を法定通貨に戻す方法であり、これは経済圏への流動性の増加につながる。これらは利用者が所有する資産の法定通貨ー仮想通貨間の変換を柔軟なものとし、これら2つの簡略化は仮想通貨市場の更なる発展へとつながるだろう。
Coinweb上に構築されたOnrampの技術はステーブルトークンを活用し、仮想通貨購入の記録や搭載するブロックチェーンへの情報公開を行っている。このステーブルトークンを用いた技術が取引完了の速度を大幅に向上させ、処理時間を30秒以内としているほか、ネットワーク手数料を最低限のものとしている。これらのサービスに加え、OnRampはカスタマーサービスによる24時間対応の本人確認(KYC)プロセスや詐欺防止メカニズムを採用している。
「多くの人はOnRampという法定通貨－仮想通貨間の入出金サービスがproof-of-conceptとして2020年より160,000人を超える顧客を獲得し、その技術がCoinwebによって支えられていることを知らないだろう」CEO Toby Gilbertより、「OnRampの最大の利点は様々な規制に対するライセンスを持ち、世界中で複数の法定通貨による入出金サービスを提供していることにある。現在までに、OnRampは額にして1億6千万USドルにわたる200万件以上の取引を受け持った。このOnRampは近日リリース予定であるCoinwebウォレットの基盤となり、さらにCoinwebウォレットには、マルチテナント機能搭載の企業向けウォレットやクロスチェーン上でのトークン発行機能が追加される予定だ。」
OnRampについて：
OnRampは電子決済プラットフォームで、アジア、ヨーロッパ、北アメリカそれぞれに拠点を持つグループ会社により、多様なデジタル資産のライセンスのもと運営を行っている。OnRampではブロックチェーン技術の使用により、デジタル資産の動きをトラッキングできるようにし、処理速度が速く手数料の少ないテイラーメイドの支払いフローを実現している。
Coinwebについて：
Coinweb.ioはレイヤー2クロスチェーンプラットフォームとして2017年に発足し、豪華ラインナップのチームメンバーと世界でも名だたるビジネス、テクノロジー、ブロックチェーン業界の著名人をアドバイザーとして迎えている。Coinwebは現在の分散型台帳技術(Distributed Ledger Technology)におけるもっとも代表的な問題の解決に取り組んでいる。
連絡先：
Ain Mohd
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